千代田診療所 | 千代田区神田錦町の内科,放射線科,消化器内科,循環器内科,糖尿病代謝内科,眼科

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レディース検査

乳がん・子宮がんが増えています。医師については女性医師、女性技師が担当させていただきます。

各検査コースと料金および受診申し込み

乳がん 金額
マンモグラフィ検査 5,500円
乳房超音波検査 5,500円
乳房触診 2,200円
子宮がん 金額
子宮頸がん検査 5,170円
子宮体がん検査 5,500円
HPV(ヒトパピローマウイルス)検査 5,500円
子宮・卵巣超音波検(経膣エコー) 4,400円
セット 金額
レディース A(乳房超音波 + マンモグラフィ) 8,800円
レディース B (乳房超音波 か マンモグラフィ + 頸部細胞診) 8,580円
レディース C (乳房超音波 + マンモグラフィ + 頸部細胞診) 11,000円

[消費税込]

■受診ご希望の方は、事前にご予約をお願いします。
■問診票をご記入の上(用紙左側のみ記入)、当日受付にご提出ください。

婦人科検診実施曜日表

検査項目 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
マンモグラフィ        
乳房超音波
乳房触診  
子宮頸がん        
子宮体がん        

A:乳がん検査

乳がんは、乳房にある乳腺(母乳をつくるところ)に発生するがんです。
細胞ががん化して増え始めるとしこりになりますが、初期には症状がほとんどありません。
乳房の変化に気づかずにそのまま放置すると乳腺の外にまでがん細胞が増殖し血管やリンパ管を伝って全身に広がってしまいます。
残念ながら乳がんの予防方法はありません。
“早期発見・早期治療”が大切です。
マンモグラフィおよび乳房超音波検査による乳がん検診を受けることにより、早期の乳がんも発見できる可能性が上がります。
30歳をすぎたら定期的―年1回は、乳がん検診をうけましょう!
 

【マンモグラフィ】
乳房はやわらかい組織でできているためマンモグラフィといった専用のX線装置で撮影します。乳房にできる病気を見つける事ができ、しこりとして触れないごく早期の乳がん(石灰化)も発見できます。撮影は5分程度。X線を使いますが、その量は微量で人体に危険はありません。

【超音波診断装置】
人間の耳には聞こえない超音波を機械から発し返ってくる反射の様子を画像化します。
手に触れない数ミリのしこりを見つけ出す事ができて検査は10分程で終わります。
妊娠中・若年者に適しています。

乳がんと関係する危険因子

  1. 年齢30歳以上
  2. 30歳以上で未婚
  3. 初産が30歳以上(出産経験がない方を含む)
  4. 閉経年齢が55歳以降
  1. 肥満(特に50歳以上,標準体重の50%以上)
  2. 両性の乳腺疾患(特に増殖性,異型を伴うもの)
  3. 家族(特に母,姉妹)に乳がんになった人がいる
  4. 乳がんになったことがある

乳がんと間違いやすい主な病気

ニュウセンショウ

乳腺症

 
乳腺の病気の中でも多い良性の病気です。
多くは両側の乳腺に凹凸のある境界不鮮明なしこりをつくり乳がんと区別しにくいものもありますが痛みを伴うことが多く、生理の前にしこりが張ったり、痛みが強くなるのが特徴で40歳代に好発します。
普通、治療の必要はありませんが、痛みがひどい場合には、薬物治療などを行います。
 

ニュウセンノウホウ

乳腺嚢胞

 
乳腺症の一つのタイプで、乳管の中に水がたまった袋ということができます。
超音波検査で診断でき、注射器でしこりの中の水を吸い出すとしこりは消失します。
閉経し、60歳くらいになるとほとんどみられなくなります。
 

ニュウセンエン

乳腺炎

 
通常、授乳中の人に起こります。主に乳汁がたまって、乳頭から細菌が侵入して起こります。
乳房が赤く腫れ、熱がでます。中年女性でもこれに似たものがあり、症状が軽度で慢性に経過しているものは、乳がんと区別しにくいことがあります。
この慢性乳腺炎と近縁の疾患もいくつかあります。
 

ニュウセンセンイセンシュ

乳腺線維腺腫

 
15~30歳位の若い人に多い乳腺の良性の腫瘍です。
硬くて丸い、くるくるよく動くビー玉のようなしこりであることが特徴です。
通常、しこりは小さく、2cm以上になることは少なく治療の必要はありません。
しかし、まれにしこりが急に大きくなることがあり、この場合は摘出手術が必要となります。
 

ニュウセンヨウジョウシュヨウ

乳腺葉状腫瘍

 
乳腺線維腺腫とよく似ていますが、しこりが急速に大きくなるのが特徴です。
基本的には良性ですが、悪性化するものがあり、手術により正常乳腺を含めて大きく切除する必要があります。
悪性のものの中には、肺をはじめ全身へ血行性転移をするがんより恐ろしいものもあります。
 

B:子宮がん検査

子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の入り口付近)にできるがんです。子宮の奥(子宮体部)に発生する子宮体がんもあります。
原因は、皮膚や粘膜に存在するHPV(ヒトパピローマウイルス)感染です。幅広い年代の女性に見られますが、比較的若い女性に多くみられる傾向にあります。若い女性の妊娠や出産の可能性を脅かし、尊い命を奪うがんです。
はじめのうちは自覚症状がないため、自分では気づくことができません。そのためにも乳がんと同様に定期的な検診が重要になります。ごく初期に発見できれば多くの場合子宮を温存する事ができますが、進行すると子宮全体の摘出などの手術や放射線や薬を使った治療も必要となって妊娠や出産に影響を及ぼすのです。

【進行した子宮がんの症状】
・性交後の出血
・おりものの異常
(茶褐色,黒褐色のおりものが増える)
・不正出血(月経時以外の出血)
・下腹部や腰の痛み

子宮頸がん(細胞診)検査を受けられる方へ

HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染が子宮頸がんの原因であることがわかっています。
HPV検査は、細胞診同様に子宮の入り口(頸部)の細胞を採取して検査をします。同時に検査できますので苦痛はありません。

細胞診 + HPV検査

の2つの検査をお勧めします。

※子宮頸がんは定期的に検診を受けていれば、がんになる前の段階(上皮内腫瘍〔CIN〕)で発見することができます。
このCINの段階で治療を行えば、子宮を摘出することなく改善できるので、その後の妊娠や出産も可能です。
つまり、子宮頸がんは自分自身で防ぐことができる病気なのです。特に30歳以上の方にお勧めします。

◆併せて、「子宮・卵巣超音波検査(経膣エコー)」(新しくメニューに加わった検査です)を受けましょう!
⇒ 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍などがわかります。検査は子宮がん検診と同時に受けられます。

C:子宮体がん検査

子宮体がんは、子宮の内側を覆う内膜から発生するがんで、40代から増えてきます。子宮体がん検診は、細胞診(さいぼうしん)と子宮・卵巣超音波(経膣エコー)を組み合わせて行う検診が有効です。なお、子宮体がんと子宮頸(けい)がんは発生する場所が違うので、子宮頸がん検診では子宮体がんの異常を見つけることはできません。リスクが高まる40歳代以降で、不正出血があるときや、閉経したのに出血がある方には検査をお勧めしています。子宮頸がん検診や経膣超音波検査と同時に実施することができます。

検査を受けていただきたい方

  • 40歳以上の人で不正出血があった方
  • 40歳以上で月経不順があり不正出血との判別ができない方
  • 40歳以上でだらだらと出血が長引く方
  • エコー検査で子宮内膜が厚くなっている方

検査方法と注意点

細い棒状のブラシを子宮内に挿入して子宮内膜細胞を採取し、顕微鏡で異常の有無を調べます。多少の痛みや出血をともなうことがあります。 検査後の当日は入浴を避け、シャワーのみとし、激しい運動や性交渉は控えてください。

D:子宮・卵巣超音波検査(経膣エコー)

通常のがん検診だけでは見逃されてしまう、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍などの疾患を発見することができます。20歳頃から1年に1回はお受けいただくことをお勧めします。子宮頸がん検診実施後、引き続き内診台で行うことができ、痛みもなく数分で検査終了です。

検査を受けていただきたい方

  • 月経不順、月経痛、腹痛、不正出血のある方
  • 婦人科系疾患(子宮内膜症、子宮筋腫、子宮体がん、卵巣がんなど)のスクリーニング検査をご希望の方

検査方法

子宮頸がん検診実施後、引き続き内診台にて行います。専用の細長いプローブを膣の内に挿入し、子宮や卵巣などの状態を調べます。実施時間は数分です。

婦人科検査に関するよくあるご質問

【乳がん検査に関して】

Q1:マンモグラフィで何がわかるのですか?

マンモグラフィは、乳房のX線検査です。触診ではわからない早期の乳がんや、しこりをつくらない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰化影(微細石灰化)として見つけることができます。

Q2:乳房を圧迫するのはなぜですか?痛みはありますか?

乳房をはさみながら圧迫して左右・上下方向から各1枚ずつ両方の乳房を撮影します。
良い写真を撮るためには、乳房を圧迫することが必要です。圧迫することで痛みを伴うことがありますが、病気を見つける上でとても大切なことなので、少しの間頑張ってください。
生理前に乳房の痛みがある人は、生理開始後に検査を受けた方が痛みは少ないでしょう。

Q3:マンモグラフィによる放射線被ばくの危険性は大丈夫ですか?

乳房だけの部分的なX線撮影なので、人体へ及ぼす危険性はほとんどありません。

Q4:乳房超音波検査で何がわかるのですか?

超音波を乳房に当て、組織からの反射をとらえて画像にし、濃度の違いで病気を診断します。
乳房のしこりの内部構造を見ることで、良性か悪性かを鑑別することができます。

Q5:マンモグラフィと乳房超音波検査、どちらを受ければよいですか?

マンモグラフィでは乳腺もがんも白く描出されます。40歳以下は乳腺が発達しているためがんが乳腺の中に隠れてしまうので超音波検査の方が適しています。
50歳以上は乳腺が萎縮しているので、マンモグラフィでがんが描出されやすい傾向にあります。40歳代は乳腺の状態によりますが、50歳以上と同じにマンモグラフィが有効であるといわれています。
マンモグラフィは、しこりをつくらないごく早期の乳がんが、微細な石灰化として診断できるのが利点です。しこりがある場合は、良性か悪性かの鑑別に超音波検査は欠かせません。
どちらの検査も乳がんの診断に大切な検査であり、両方の検査を受けることによって診断ができます。

【子宮頸がん検査に関して】

Q1:何歳から検査を受ける必要がありますか?

20歳から細胞診による検診を受けることが推奨されています。特に30歳以上の女性は細胞診とHPV-DNA検査の併用が推奨されています。

Q2:生理中に検査を受けられますか?

生理中は避けてください。
生理以外の時期でしたらいつでも受診できます。

Q3:痛みはありますか?

子宮頸部の細胞を採取する時の痛みはほとんどありませんが、個人差はあります。
器具挿入時の痛みが強い場合は小さめの器具に替えますので遠慮なくお申し出ください。
(内診は押される圧迫感があります。内膜症などがあると痛みを強く感じることもあります)

Q4:妊娠の可能性がありますが受けられますか?

子宮頸がん検診(細胞診・HPV)は、受けることができます。妊娠に影響はありません。
妊娠初期検査の一つとして行う検査ですので結果を産院にお持ちください。

Q5:子宮を切除していますが検診は必要ですか?

切除断端からがんが発生することもあるので検診は必要です。
視診上、膣がんや外陰部がんなどの異常がないかも確認します。

Q6:子宮頸がん予防のワクチンを接種していれば検診は不要ですか?

ワクチンで防げないHPVの型があるので検診は必要です。

Q7:検診後に出血がありましたが?

頸部をこすった影響で1~2日出血をともなうことがありますが、時間の経過と共に治まりますので心配ありません。

※上記検査は全て一日で終わります。検査結果は後日、配送にてお送りいたします。
※上記検査は全て保険適用外となります。詳しくはお問い合わせください。